企業統治

コーポレートガバナンス体制

当社は、コーポレートガバナンスのより一層の強化の観点から、2015年6月10日開催の第70回定時株主総会において、『監査役会設置会社』から過半数を社外取締役で構成する監査等委員会を置く『監査等委員会設置会社』に移行し、監査・監督機能の強化を図るとともに、より一層の経営の意思決定の透明性・公平性を向上させ、これを迅速化しております。

取締役会
取締役会は、監査等委員である取締役とその他の取締役で構成され、定時取締役会を3ヶ月に1回以上開催するとともに必要に応じ臨時取締役会を開催し、経営の基本方針、法令で定められた事項やその他経営に関する重要事項の決定を行うとともに、取締役及び執行役員の業務執行状況を監督する機関として位置づけております。
経営会議(旧 執行役員会)
当社は、経営執行の責任と権限の明確化を図るために2001年6月より執行役員制度を導入しており、取締役、執行役員及び各グループ会社の拠点責任者が参加する毎月の経営会議開催により、経営環境の急激な変化に対応できる体制を敷いております。
監査等委員会
当社は、コーポレートガバナンス強化の観点から、過半数を社外取締役で構成する監査等委員会を置き、監査・監督機能を強化しております。 監査等委員会は、取締役の職務執行が法令・定款等に準拠して実施されているか、また経営方針等に準拠して合理的であるかどうかを監査し、会計監査人の選任・解任等に関する議案の内容の決定、監査等委員会以外の取締役の選任・解任・報酬等についての意見の決定を行います。
社外取締役
当社は、コーポレートガバナンス・コードの趣旨を踏まえ、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に寄与するため、4名の独立社外取締役を置き、客観的かつ中立的な立場から取締役の職務執行への助言を行い、監査・監督機能の強化を図っております。

<社外取締役>
大下 政司 一般社団法人日本自動車部品工業会副会長・専務理事
森谷 弘史 マレリ株式会社会長
辻 千晶 法律事務所キノール東京
小川 千恵子 小川会計事務所

機能別グローバルマトリックス組織体制
事業の国際化に伴い、本社の「経営戦略」「ESG推進」「人事企画」「経理」「品質」「先行開発」「設計」「生産技術」「営業」「調達」「生産管理」等の機能を9つのグループに分類し、各機能グループの責任者が、ヨロズグループ全体を機能別に統括する体制を敷いております。縦軸では各拠点に対し3つの地域(日本地域、米州地域、アジア地域)の責任者が正確な情報収集と、それに基づく迅速な経営判断を行いますが、それだけでは部分最適に陥ることが懸念されるため、横軸で本社の機能グループの責任者が、各機能別に横通しで全拠点をグローバルに管理することで、標準化と全体最適を図っております。
またグローバルコミュニケーション力のさらなる強化のため、機能別マトリックス組織を担当職制や業務担当者レベルまで拡大した3D機能別マトリックス組織を運用しております。
内部監査室
2006 年5月の会社法の施行に伴い、内部統制強化のために内部監査室を設け、当社、子会社及び孫会社の内部監査を行っております。監査結果は会長・社長に直接報告すると共に、問題点については該当部署に随時改善を求め、改善状況のフォローを実施しております。
また、内部統制のモニタリングを行い、事業活動の適切性・効率性の確保を図るとともに、金融商品取引法に基づき、財務報告の信頼性を確保するために、一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠し、財務報告に係る内部統制を整備及び運用しております。
その他
2005 年3月には、コーポレートガバナンス部会、リスクマネジメント部会、コンプライアンス部会、環境部会の4部会からなるCSR推進委員会を設立し、2008年6月にはその後身であるCSR推進室を設け(組織改正により内部監査室に統合)、2014年4月からは、総務部がリスクマネジメント及びコンプライアンスに関して、また内部監査室が環境に関して横断的に指導、統括を行っております。